キャンペーン概要レポートで Apple 社のメールプライバシー保護 (MPP) 機能により、メール画像などがプリロードされたため発生した「偽開封数」の表示分けに関するよくある質問
変更点
Cheetah Messaging のキャンペーン概要レポートで、iOS15 および macOS Monterey 12 に搭載された Apple 社のメールプライバシー保護 (MPP) 機能により発生する「偽開封」)と「実際の開封」が、表示分けされるようになりました(2022 年 4 月 27 日の 4:00 以降に配信のレポートから)。
アップデートの予定スケジュール※1
- 2022 年 4月 – キャンペーン概要レポートの「偽開封数」の表示分け
- キャンペーンの概要レポートでは、2022 年 4 月 27 日以降に発生した、MPP 機能などにより、メール画像がプリロードされた偽開封を特定します。
- プラットフォームのアップデート(2022 年 4 月 27 日)後、新しい開封は「実際の開封」か「偽開封」かを確認し、表示分けされるようになりました。
- 2022 年 5 月 – Market Intelligence (MI) レポート、Cheetah Messaging のアクティビティ レポート、Engagement Data Platform (EDP) からの分析レポート API をアップデートします。
- 2022 年 6 月 – タイムラインとジオロケーションを除く、残りの Cheetah Messaging 運用レポートをアップデートします。
- 2022 年 6 月または 7 月 – Cheetah Messaging のタイムラインとジオロケーションレポート、フィルタ、およびABテストの勝者条件とトリガから偽開封を除外します。
- CES 全体へのアップデートは近日公開予定です。
※1 このスケジュールは告知なく変更される可能性があります。
「偽開封」を検出するプロバイダー
- Apple: Apple ユーザーが MPP 機能を有効化した場合、受信者が iPhone 、 Mac 、 Apple Watch 、 iPad のメールアプリケーションからメールを読み込む際、メール内のトラッキングピクセル画像がプリロード(開封済みとして表示)され、Apple のキャッシュサーバーから開封済みデータを送信されます。
- このため、Apple メールアプリでメールを読んでいる受信者が、いつ開封したかを確認することができず、偽開封の原因となります。
- Yahoo と Gmail: Yahoo と Gmail は、数年前から様々なレベルで画像をプリロードしています。このため、一部の受信者にとっては、未知のデバイスでメールを開封してしまうという誤った開封が生じたり、実際の開封を隠してしまう可能性があります。
レポートの変更点
2022 年 4 月 27 日より、キャンペーン概要レポートの「リーチ」(Reach)と「目標:読み出し」(Goal: Reads)の項目が以下のように変更されます。
注:「実際の開封」(Real Readers)の定義には下記のいずれも含まれます。
- 「偽開封」を検出された後、受信者がメッセージ内のリンクをクリックする
- 「偽開封」を検出された後、受信者が実際に開封する
例えば、MPP 機能を有効化したユーザーが、トラッキング画像をプリロードされない他のメールクライアント(Apple メールアプリ以外)でメールを開いた場合、「実際の開封」(Real Readers)として表示されます。